2023/9/19

セルフ腰痛診断~痛いところによって腰痛の部位が絞られる~

セルフ腰痛診断
~痛いところによって腰痛の部位が絞られる~
=自分でできる解決方法も絞られる

 

今回は前回(セルフ腰痛診断~あなたの腰の痛みただの腰痛ではないかも~)の続きです。
お伝えした機能的腰痛の相手を定める評価についてお伝えしていきます。

「評価」がしっかりとできることで、安心して取り組んでいくことができますので、しっかりと今回の内容を押さえていただければです。

 

 

動作評価

立って前屈、後屈、側屈、回旋をし、どこに痛みがあるのかを確認をします。
痛い場所によって腰痛の改善方法が変わりますので、ご自身の体と向き合って体を感じていただければです。動かすこと自体がつらい、痛みの強い方は無理をしないでください。まずは医療機関の受診をお勧めします。

椎間関節障害

腰椎(腰の背骨)に近い体幹の中心部分、棘突起(背骨の中心にある突起)から1cm離れた位置あたりに痛みを訴えることが多い。
腰椎と腰椎の関節障害です。

 

椎間板障害

腰椎に近い体幹の中心部分、椎間関節より中心近くを訴えることが多い
椎間板ヘルニアとよく聞くと思いますが、その椎間板です。ただし、椎間板ヘルニアと椎間板障害は違います。ここのところはまたの機会に解説をします。

 

仙腸関節障害

仙腸関節部に痛みを訴える。特にPSIS付近を訴えることが多い
骨盤矯正で対象になる骨盤の関節です。臀部に痛みがある場合はまず疑います。

 

筋・筋膜障害

腰部広い範囲で訴える。腰全体に痛みがある場合は、まずこの筋・筋膜を考えます
筋肉、筋膜が痛みを発しています。

 

これによりおおよそ3つに分けることができます。

①脊柱に痛みを訴える椎間関節障害と椎間板障害。

②仙腸関節に痛みを訴える仙腸関節障害。

③腰部に広い範囲で痛みを訴える筋・筋膜障害。

 

椎間関節障害と椎間板障害は、どちらも屈曲伸展で痛みを発しますが、

椎間関節障害の多くは伸展で痛みを発し、
椎間板障害の多くは屈曲で痛みを発します。

伸展での椎間関節と椎間板の障害の見分け方はありますが、細かいところの評価は専門家にゆだねるといいでしょう。

 

 

 

前かがみ(屈曲)で痛いか?反る(伸展)と痛いか?

によって、どこに問題があるのかが3つに絞れてきました。

 

前かがみでの痛みは、
椎間板障害、仙腸関節障害、筋・筋膜障害の3つ。

反っての痛みは、
椎間板障害、仙腸関節障害、筋・筋膜障害の3つ。

 

あとは痛む場所によってさらに絞られるので、大まかどこに問題があるのかがわかることでしょう。

各腰痛障害については、引き続きお伝えしていきますね。

 

 

 

 

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