親指のつけ根が痛い、ビンの蓋が開けられない、グリップが握れない、ペンが持てないなどCM関節症について

親指のつけ根が痛い
ビンの蓋が開けられない
グリップが握れない
ペンが持てないなど
CM関節症について

信州戸隠からだぷらす、戸隠スポーツケア整骨院の馬場です。

50歳代以上の女性がなりやすい親指の付け根の痛みである「CM関節症についてお伝えしていきます。

このような悩みがある方は、参考になるでしょう。

・親指のつけ根が痛い
・ビンの蓋を開けたくても力が入らない
・グリップを強く握れなくてゴルフ、テニスなどのスポーツができない
・ペンをしっかりと握れないから文字が書きづらい

母指CM関節症とは

この母指CM関節症では、
親指に力がかかる動作をする際に手首の母指の付け根付近に痛みが生じます。

手根骨（大菱形骨）と呼ばれる手首を構成する骨の列と指を構成する中手骨との間にはCM関節があります。

CM関節（赤丸）

親指のCM関節は可動域が広く、

「握る」「つまむ」などの動作により大きな負担がかかることにより

第一中手骨底が背側にずれ込むようになり、

このCM関節が変形性関節症を起こしたものが母指CM関節症です。

またこのCM関節がうまく動かせなくなると

今度は第一中手指節関節が過度には働かなければならなくなり、

結果として短母指伸筋、長母指外転筋に負荷がかかり

手首の親指側の腱鞘炎であるドケルバン病を発症するようになります。

急性期の痛み（炎症があり、腫れている、発赤している状態）の時には、

固定（サポーターやテーピング）が有効ですが、

痛みはじめや慢性期の痛みの場合には以下のケア方法で楽になられる方が多いので

紹介します。

ケア方法

まずはCM関節を外方に出っ張らせてしまっている筋肉から緩めていきましょう。

母指内転筋をもみほぐす

母指内転筋を緩めていきます。

場所は赤丸で示している、親指と人差し指の間にある水かき部分です。

指で痛気持ちいくらいの強さで圧しながらほぐしましょう。

関節の位置を自分で整える

文字では伝えづらいので動画にしましたのでそちらで確認をしてください。

https://youtu.be/r-aTpT6UKSE

行ってみて楽になるようでしたら続けられるといいでしょう。

逆に痛みが増す場合は医療機関の受診をお勧めします。

少しでも症状緩和のお役に立てたら幸いです。

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