2025/7/29

特定の場所が痛む、 運動すると悪化する子どもの足の痛み ~第一ケーラー病)~

スポーツ好きなお子さんの足の痛み、
それ…

第一ケーラー病かもしれません

 

 

 

特定の場所が痛む、
運動すると悪化する子どもの足の痛みについて
3回に分けてお伝えしていきます。

オスグッド・シュラッター病
シーバー病
ケーラー病

 

 

「最近、子どもが歩きたがらない」

「運動の後に足を痛がる」

「土踏まずのあたりを押さえて痛いと言う」

 

そんな症状が出ている場合、
「第一ケーラー病(だいいちけーらーびょう)」の可能性があります。

 

あまり聞きなれない名前かもしれませんが、
実は活発な幼児~小学校低学年くらいのお子さん
多い病気の一つです。

 

 

■ 第一ケーラー病ってなに?

第一ケーラー病とは、
足の内側にある「舟状骨(しゅうじょうこつ)」という骨が
一時的に血流不足を起こして、
痛みや腫れが出る病気
です。

 

特に3歳~7歳くらいの、男の子に多くみられます。

 

舟状骨は土踏まずの構造に関係しており、
走ったりジャンプしたりするたびに
負担がかかりやすい骨。


成長期に血流が追いつかず、
一時的に骨が弱くなることで痛みが出てきます。

 

 

■ どんな症状?

  • 足の内側(土踏まずあたり)の痛み

  • 片足を引きずるように歩く(跛行)

  • 腫れて熱っぽくなることも

  • 「靴を履きたがらない」「遊びたがらない」といった様子も出ることがあります

 

痛みは一時的なことが多いですが、
放っておくと長引くこともあるので注意が必要です。

 

 

■ 原因は?

  • 成長期の骨に対する一時的な血流不足

  • 活発に動き回る子に多く、ジャンプ・走る・着地などの繰り返しの刺激が関係していると考えられています


つまり、「元気な子ほどなりやすい」側面もあります。

 

 

 

■ どうすればいいの?

第一ケーラー病は、
時間の経過とともに自然に治る病気です。


ただし、
痛みがある間はしっかりと休ませることが
とても大切
です。

 

対処法:

  • 運動の中止・安静
     → 痛みが落ち着くまで無理をさせないことが最優先です

  • アイシングや足の挙上
     → 炎症を抑える目的で冷やしたり、足を高くして休ませるのも効果的

  • インソールの使用
     → 足裏のアーチを支える中敷きで負担を軽減できます

  • 整形外科や整骨院での診察と経過観察
     → レントゲンで正確に診断できます

 

多くの場合、数ヶ月で自然に治癒し、
将来的な運動制限もありません。
安心して経過を見守ってあげましょう。

 

 

■ 保護者の皆さまへ

お子さんが
「なんとなく足が痛い」
「歩きたがらない」と言ったら、
見逃さず早めに専門機関に相談してあげてください。

 

第一ケーラー病は
早期に気づいてあげれば、
しっかり休むことで悪化を防ぎ、
自然に治る
病気です。

 

足の痛みで困っているお子さんがいたら、
お気軽にご相談くださいね。
いつでもサポートいたします。

 
 
 

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