2025/6/18

特定の場所が痛む、 運動すると悪化する子どもの足の痛み ~シーバー病(セーバー病)~

 
特定の場所が痛む、
運動すると悪化する子どもの足の痛み
 
~シーバー病(セーバー病)~
 
 
 
 
お子さんが運動を頑張っている中で、
「ここが痛い!」と
特定の場所を指差して訴える場合、
 
 
それは「スポーツ障害(骨端症)」と
呼ばれる疾患の可能性があります。
 
 
これらは、骨の成長が盛んな時期に、
特定の部位に繰り返し負担が
かかることで炎症や痛みが生じる病気です。
 
 
 

特定の場所が痛む、
運動すると悪化する子どもの足の痛みについて
3回に分けてお伝えしていきます。

オスグッド・シュラッター病
②シーバー病
③ケーラー病

 
 
 
 
シーバー病(踵骨骨端症)
 
かかとの骨の成長軟骨に
炎症が起きる病気で、
 
 
走ることが多いスポーツをする
お子さんによく見られます。
 
 
 
 
症状の特徴     
 
■痛む場所
かかとの後ろや底の部分(アキレス腱が付着する踵骨後方や踵骨底)に痛みが生じます。
 
 
■痛むタイミング
走る、ジャンプする、つま先立ちをするといった動作で痛みが強くなります。かかとを着地する際に痛みを感じやすいです。
 
 
■見た目腫れや赤みはほとんど見られないことが多いですが、かかとの両側を押すと痛みを感じることがあります。
 
 
■特徴
オスグッド病と同様に、安静にすると痛みが和らぎますが、運動を再開すると痛みがぶり返します。
 
 
 
 
整形外科での治療方法
 
保存療法が基本となります。
 
■安静
痛みの原因となる運動の量や強度を調整します。
 
 
■アイシング
運動後や痛むときに、患部を冷やします。
 
 
■ストレッチ
アキレス腱やふくらはぎの筋肉の柔軟性を高めるストレッチが非常に重要です。
 
 
■インソール・クッション
かかとの衝撃を吸収するインソールやヒールパッドを靴に入れることで、痛みを軽減できます。
 
 
■痛み止め・湿布
必要に応じて使用します。
 
 
 
 
痛みの原因となる動作
 
■走る(特にダッシュや長距離走)
かかとへの着地衝撃やアキレス腱の牽引力が大きくなります。
 
 
■ジャンプの着地
かかとに大きな衝撃が加わります。
 
 
■つま先立ち
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が収縮し、アキレス腱を介してかかとに負担がかかります。
 
 
■スパイクや硬い靴
かかとへの衝撃を吸収しにくい履物も原因となることがあります。
 
 
 
 
動作を改善させる運動療法
 
シーバー病は、
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)や
アキレス腱が硬いこと、
足底腱膜の過緊張により
 
 
ふくらはぎ(アキレス腱)と足裏で
引っ張りあってしまい
踵に圧縮ストレスがかかる。
 
 
または使いすぎによって、
かかとの成長軟骨を引っ張る力が
強くなることが主な原因です。
 
 
■下腿三頭筋(ふくらはぎ)のストレッチ
壁に手をつき、痛む方の足を後ろに引きます。かかとを床につけたまま、前足の膝を曲げてふくらはぎを伸ばします。アキレス腱が伸びているのを感じたら、20〜30秒キープします。
 
※ポイント:膝を伸ばした状態と、少し曲げた状態の2パターンで行い、ふくらはぎの深い部分も伸ばしましょう。
 
 
■足底筋群のストレッチ
足の指を反らせるようにして、足の裏を伸ばします。
 
 
■バランス能力の向上
片足立ちやバランスボードを使ったトレーニングで、足首の安定性を高めます。
 
 
 
 
当院でのアプローチ方法一例
 
長くなってしまいましたので、 
こちら のブログにまとめてましたのでご覧ください。
 
 
 

スポーツ障害は、
成長期のお子さんにとって
避けられない側面もありますが、


適切な対処とケアで痛みを和らげ、
パフォーマンスの低下を
防ぐことができます。


お子さんの痛みに気づいたら、
無理をさせずに
早めに専門家にご相談ください。

 
 
 
 

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